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ワーキングホリデーと留学

留学とはちょっと違うけれど、長期間海外での滞在が許可されている制度で、期間中にもちろん学校へ通うこともできるので取り上げてみました。
制度の趣旨は日本と、ワーキングホリデーの制度のある国相互の青年を対象とした、文化交流のための滞在許可(ワーキングホリデー・ビザ)を利用して長期間その国に滞在することで相互の国の文化を理解し、関係を深めようというものです。
対象となっているのが若い世代で有ることも有り、滞在期間に滞在費の幾分かを補うためにアルバイト程度の労働が許可されており、もちろん学校に通うこともできます。
ただし目的はあくまでホリデーをすごすことで、正式に学校に通いたい場合、または働きたい場合には適用されません。

なぜワーキングホリデーなのに留学かといえば、ワーキングホリデービザで外国に渡航した自分を想像してみてください。
訪れた国に知人や友人がいる場合を除いて、生活習慣の違う、見ず知らずの人ばかりの土地に、言葉もわからないままスタートするのは、ちょっと怖くありませんか?
そこで、現地の主観と最低限の言葉を習得するために、始めの何週間かを、語学学校への留学コースを利用するというのが一般的なようです。

 制度の適用される国と条件は下記のとおりですが、変更されていることもあります。実際に計画される場合はまず、各国の大使館又は領事館で書類を取り寄せ条件を確認してください。
各国の大使館/領事館の情報は留学先情報でごらん下さい。

国  名 年齢制限 滞在期間 その他条件
カナダ 申請時に18歳~30歳 ビザの発給から12カ月以内に入国し、滞在は通常入国から1年間 ・カナダで休暇を過ごすことを目的とすること
・有効なパスポートを持ち、かつ往復切符を所持または購入できる資金を用意すること
・滞在期間中の医療費を含めた生活費を有すること
・以前にカナダのワーキングホリデービザを取得していないこと
オーストラリア 申請時に18歳~30歳 ビザ発給から12カ月以内に入国し、1回目の滞在は、初入国日から最長で12カ月。延長は不可。
※1回目に3カ月以上、指定された地方域で指定された労働に従事しているなどの条件を満たせば、2回目のビザの申請が可能(合計で24カ月間の滞在が可能)
・滞在予定期間の生活を維持するのに十分な資金を用意すること
・12週間を超えて就学する場合や、希望するアルバイトやボランティア(チャイルドケアなど)によっては 健康診断書が必要
・以前にワーキングホリデービザで入国していないこと
ニュージーランド 申請時に18歳~30歳 ビザの発給から12カ月以内に入国し、滞在は入国から1年間
※12カ月のうち、計3カ月以上フルーツピッキングなど、農園でアルバイトをしたことを証明できるなどの条件を満たせば、3カ月間のワーキングホリデーの延長が可能
・休暇を過ごす目的でニュージーランドに1年までの長期滞在を希望すること
・帰国用の航空券、もしくは購入できる資金があること
・滞在期間中の生活費(NZ$4,200以上)を有すること
・健康で、かつ犯罪歴がないこと
・一度もニュージーランドのワーキングホリデービザを取得していないこと
イギリス 申請時に18歳~30歳 大使館で発行された入国許可証の有効期間開始日から2年間 ・最長2年、休暇を主な目的として英国に滞在する予定であること
・有効なパスポートと帰国用航空券、またはそれを購入できる十分な資金を有すること
・入国後数週間の滞在費用(£1,600以上)を有すること
・以前にワーキングホリデーでイギリスに滞在したことがないこと